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『まっすぐ息をすって。』第3話ネタバレと感想

公開日: : 最終更新日:2017/04/14 オススメ漫画

前回までのあらすじ

前回は遥が放送部に正式に入部することになりました。

遥は耳が良いというアドバンテージから花鈴に才能があると言われています。

しかしながら、朝霞北高等学校の放送部は未だ正式な部ではありませんでした。

そこで新入部員を探してみることに・・・。

 

『まっすぐ息をすって。』第2話の全容と感想はこちら

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全容

 

ふわ

 

3-1

(まっすぐ息をすって。3話)

 

「渡辺希美1m60!!」

 

体育の授業で、前回の最後に出てきた落語研究会の所属の渡辺希美が走り高跳びで記録を出しました。

 

わあ!!と周りの女生徒たちからは歓声が上がります。

 

その様子をもう一人の落語研究会所属のリサが「のぞみん・・・」と心配そうな面持ちで見ています。

 

おおー!!

 

また女生徒から歓声が上がりました。

 

「篠岡花鈴1m60!」

 

花鈴もまた走り高跳びで希美と同記録を出していました。

 

「イエーイ!」「花鈴スゴイ!!」と遥と花鈴はハイタッチをしています。

 

「仲良いな・・・隣のクラスかな?」とリサが見ていました。

 

「それじゃあ体育係は片づけ頼むぞー。」と先生が言うと、

「はーい。」と希美は体育係なのか返事をしています。

 

そんな希美を横目にリサは

「しばらく落語から離れることにするわ。もう決めたから。」と言った先日の希美を思い出し、

心配とどうして止めるのか分からないよといった表情。

 

体育が終わり、希美は体育係として体育倉庫に荷物を片づけた後、

壁に向かってぼそぼそと小声で

「えぇ、毎度バカバカしいお噂で一度お付き合いを願います。」と落語の練習を始めました。

 

3-2

(まっすぐ息をすって。3話)

 

「ああ!ダメダメ!いつものクセで・・・」

「壁に向かうとつい・・・」と落語を諦められないのか、いつものクセが出たことを反省していると、

近くから声が聞こえてきました。

 

「こんな人気のない所で・・・?」と不思議に思って近づいてみると、

そこには落語で有名な外郎売の練習をしている遥がいました。

 

3-3

(まっすぐ息をすって。3話)

 

放課後になり、遥と花鈴は並んで歩いています。

「今日は練習休みで部員集めをしよう!」花鈴がそう言い、

「どこ行くの?」と遥が返します。

 

「文化部を片っ端から!」

「幽霊部員とか辞めたがってる人とかいるかもしれないし。」ガッツポーズを作ってやる気に漲る花鈴。

 

遥は「無理っぽいなぁ・・・」と悲観的です。

 

「それじゃまずはココから」と落語研究会の部室の前に行きました。

 

「たのもー!!」勢いよくドアを開けながら挨拶する花鈴。

「その挨拶はどうかと・・・」と冷静に突っ込む遥。

 

落語研究会の部室にはリサが1人だけ居ました。

「あっ!隣のクラスの仲良し・・・」と体育の時間に見たため、2人の事は知っている様子。

 

「それで・・・放送部が何の用なの?」とリサが聞くと

 

「放送部入りませんか!」といきなりリサの手を握って勧誘する花鈴。

リサは「え!?急に何・・・?」とすこしたじろぎます。

 

「それじゃ幽霊部員を紹介して下さい!」と無鉄砲に勧誘する花鈴のフォローとして

「放送部の部員が足りなくて、あと2人入れば正式な部になれるんです。」と遥が事情を説明します。

 

「そういう事なら明日来てよ。今日は休みだから・・・」と話を終わらせようとするリサに花鈴は質問しました。

 

「休みなの?それじゃあアナタは何してるの?」と聞くと、

 

3-4

(まっすぐ息をすって。3話)

 

「いつ来ても良いように待ってるの。それが私に出来る事だから・・・」と

事情を知らない遥と花鈴はポカーンとクエスチョンマーク。

 

「それじゃあ他行く?」「だね」と遥と花鈴が部室を出ようとしたところで、

 

ドン

 

「あっごめんなさい!」花鈴が誰かにぶつかりました。

 

「のぞみん来てくれたの!?」

ぶつかったのは希美でした。

 

「荷物を取りに来ただけだから・・・」と事務的に挨拶をする希美。

 

「そんな事言わずに考え直してよ!」とリサが頼んでも

「決めたって言ったでしょ!」と話を聞いてくれません。

 

「あれ?アナタ・・・」と希美は遥がいることに気が付きます。

 

「アナタ、やっぱり落研の新入部員だったのね。」

「外郎売はあんな平淡に読んでちゃだめよ。」といきなりアドバイスしてきました。

 

遥は「練習してたの聞かれてた!?」とやってしまった感を出しています。

 

希美は

「もっと感情を付けて演技しなきゃ。なぞってるだけじゃダメ。」と更に続け、

遥が「え?あ、あの・・・」とたじろいでいます。

 

そこに花鈴が「ちょっといいかしら・・・」と割り込んできました。

 

「確かに感情的に呼んだほうが自分の気持ちは伝わる。」

「でもそれだと読み手の感情が邪魔して作者の気持ちは伝わりにくくなる。」と返しました。

 

「ん?」と希美が聞いていると、

 

「平淡にもならず、且つ感情的にもならない所で読む。」

「私達の読みはそういう練習をしているの。」と花鈴は続けました。

 

「私達の読み?落研の子じゃないの?」と希美がリサに聞くと、

「放送部だって。」と答えました。

 

フッ

 

「放送部・・・」

 

「放送部は読むだけで良いなんて随分簡単なんだね。それじゃ。」と希美は鼻で笑い、

放送部を馬鹿にするような発言をして去ろうとします。

 

ムカッときた花鈴は言い返しました。

「放送部より落研の方が難しいって言いたいの?」

「落語なんてもう時代遅れなのに」

 

ピク・・・

 

「・・・それなら落研会員の外郎売を聞かせてあげるわ。」と希美は勝負に乗りました。

 

外郎売とは享保3年二代目市川團十郎によって初演された歌舞伎十八番の一つで、

俳優や声優、アナウンサーの研修で発声練習や滑舌の基礎演習に使われている。と説明が入ります。

 

希美はステージの上に座り、

「それでは・・・」と息を吸い込みました。

 

3-5

(まっすぐ息をすって。3話)

 

「拙者親方と申すは、」

「お立会いの方にも御存知の御方もお座りましょうが、」

 

と空気が一瞬で変わるほどの迫力と演技力で遥と花鈴を圧倒します。

 

「演技が入っているのに息継ぎ、フレージングがしっかりしてる。何より・・・」

 

「滑舌が良い!」

 

花鈴は圧倒されながらも冷静に分析しています。

 

「次は難所の早口言葉ゾーン。」更に集中して聞くと

 

3-6

(まっすぐ息をすって。3話)

 

「武具、馬具、ぶぐ、ばぐ、ミぶぐばぐ、合わせて武具、馬具、六ぶぐばぐ。」

 

早口言葉も問題なく言い切りました。

 

「難箇所を難なく言い切った!」と驚きのあまり少し青ざめる花鈴。

 

パンパン

 

「ホホ敬って、ういろうは、いらっしゃりませぬか。」と希美は落語を終えました。

汗だくです。

 

「どう?これが落研の外郎売よ!」

 

「凄い!こういうのもアリなんだね!」と純粋に楽しんでいた遥。

 

「悔しいけど息継ぎ、滑舌、ほぼ完壁だったわ・・・」と希美を認める花鈴。

 

「わかってくれれば良いのよ。それじゃあ・・・」と立ち上がり出ていこうとする希美。

 

「凄かった!のぞみんはやっぱり天才だよ!」とリサが近づいていくと、

「これ、佐藤先生に渡しといて。」と退部届けを渡されました。

 

「本当に辞めるつもりなの?」

 

「そう言ったでしょ」とあくまで希美は辞めるようです。

 

「ざ、残念だけど佐藤先生休みだからそんなの出せないよ。また今度に・・・」と

リサがどうにか時間を稼ごうとするも、

 

「なら、副顧問の池田先生に渡してくるわ」とすぐにでも辞めようとする希美。

 

「そんな!考え直してよ!」

 

リサは希美の肩を掴み、精一杯止めようと試みます。

 

「・・・だから私は・・・」と希美が振り返ると、

そこにいたのは花鈴で、肩を掴んでいたのもリサではなく花鈴でした。

 

「辞めるなら放送部に入らない?部員募集してるんだ!」

親指をたててさりげなく勧誘します。

 

「・・・アナタいい性格してるわね」と呆れながらも感心する希美。

 

「あれだけやれるんだし落語の経験が活かせるよ」と言っても

「ごめんなさい・・・」と言い残し希美は部室を出ていきました。

 

「のぞみん!私待ってるから!」

「私たちずっと一緒だから!」とリサは去っていく希美の後ろ姿に声を掛けました。

 

希美が去り、花鈴はリサに質問します。

「彼女あれだけの腕があるのに何で辞めちゃうの?よかったら教えてくれない?」

「何か力になれるかもよ。」

 

「それは・・・」とリサが希美の去る理由を説明しました。

 

「まくらが出来なかった!?」

 

「落語家にそんなことがあるなんて・・・」

「そりゃ彼女綺麗だし男がほっとくとは・・・」と顔を赤らめ盛大に勘違いする花鈴。

 

「そ、そういうことじゃないよ!」

「落語が始まる前の小話的な物の事!」とすかさず遥がフォローしました。

 

リサが昔を思い出すように話し始めます。

 

「のぞみんは子供のころから完璧にするための努力を惜しまないの。」

「けど、アドリブが必要なまくらは苦手で、有り物を暗記してたの。」

「天気の話題から入るまくらを晴れの場合で暗記にしてたんだけど、」

「当日は大雨で。そのせいでまくらからグダグダ」

「そのまま酷い出来で終ったの・・・」

 

「けどそういうのはまた次に活かせば」と遥が言いますが、

 

「のぞみんには次って考えが無かったの」

「完璧じゃない自分には落語をやる資格がない。そういう風に考えちゃう性格だから・・・」とリサは返しました。

 

「面倒くさい性格ね。まったく理解できないわ。」と今度は花鈴が意見を言います。

 

「出来る力があるのにそんな些細な事で辞めるなんて、辞める理由を探してたんじゃないの?」

 

「そんな訳ないじゃない!」とリサが強く否定します。

 

「私たちは昔からずっと一緒だった。」

「小学校の頃にのぞみんのおじいちゃんの影響で一緒に落語を始めて」

「のぞみんは著名なこども落語全国大会で優勝するまでになった・・・」

 

3-7

(まっすぐ息をすって。3話)

 

「そのころからのぞみんは私のあこがれになったんだ。」

「けど、それと同時に心に何かモヤモヤする物を感じるようになってきた・・・」

 

回想に入ります。

 

小学生時代のリサと希美が話しています。

 

「リサ、一緒に練習しようよ!」

 

「私とはレベルが違い過ぎるから一緒には無理だよ」

 

「・・・そう」

リサに突き放されたように感じたのか希美は落ち込みます。

 

そんな希美の心情の変化には気づかず、リサは

「頑張ってどんどん上に行く姿を見せてよ。ずっと側で応援してるから。」

 

「で、でも・・・」

何かを言いたげな希美。

 

3-8

(まっすぐ息をすって。3話)

 

「そんな顔しないでよ。のぞみんなら余裕だよね?」

 

「う、うん・・・」

 

「ずっと見てるから頑張ってねのぞみん!」

 

回想終わり。

 

「ずっと一緒に・・・側で応援できると思ってたのに。」

そう落ち込むリサに花鈴が聞きます。

 

「アナタは彼女にどうしてほしいの?」

 

「落語も落研も辞めてほしくない。」

そう返すリサ。

 

何かを閃いたように花鈴はさらに続けます。

 

「それじゃあ説得に力を貸してあげる。」

 

「その代わり・・・」

 

「放送部に入ってくれない?」

 

「な、なに言ってるの!?花鈴!」とちょっとだけ怒りながら遥が注意しました。

 

「兼部でも良いからさ考えてみて?」

 

「私には無理だよ」

 

「そこを何とか!」とどうしても放送部に入れようとする花鈴。

 

「だって・・・」

 

3-9

(まっすぐ息をすって。3話)

 

「のぞみんと少しでも離れるなんて出来るわけないでしょ。」

 

ゾク・・・

 

「友達思いだね~」と純粋な遥は感心していますが、

 

「違う・・・」

「この2人の関係ちょっとヤバイんじゃないのか・・・?」と

希美とリサの関係について何か違和感を感じ取る花鈴。

 

場所は職員室に変わり、希美サイド。

 

「勿体ないわね。」

退部届を受け取った恐らく副顧問の池田先生は

「一応、私が預かっておくから気が変わったら言ってね。」と言いました。

 

「で、今後はどうするの?」と聞かれ

「まだ分かりません・・・」と答える希美。

 

頭の中には

「放送部に入らない?」という花鈴の声が残っています。

 

「友達の宮崎さんは何か言ってないの?部室いったんでしょ。」

宮崎さんは恐らくリサの事でしょう。

 

「部室に行ったら放送部の子達が騒がしくて、あまり話は・・・」

 

「え?」

 

3-10

(まっすぐ息をすって。3話)

 

「ウチの学校って放送部あったの?」

驚き顔の先生の顔がアップで描写されます。

 

「同じ1年の子が作ってる最中みたいです」と希美が教えると、

 

「なるほど放送部を作るか・・・」

 

「それがどうかしました?」

 

「あっ!ごめん。それで今後だけど・・・」

 

感想・考察

 

第2話のラストで出てきた落語研究会の希美は

こども落語全国大会でも優勝するほどの実力者のようですね。

 

恐らく、希美の武器は滑舌だと思います。

 

早口言葉も難なく言い切る滑舌の良さは放送部でも強い武器となるでしょう。

 

その希美は落研を辞めようとしますが、その理由はまくらが出来ないからだとリサが言っています。

しかしながら、ほぼ確実にそれがメインの理由ではないでしょう。

 

希美はただリサと一緒に落語を楽しむことが一番だと考えているのではないでしょうか。

それなのに、リサは何か心にモヤモヤしたものがあって、希美を応援する立場になりました。

 

落語というモノを通じて、リサと希美に隔たりが出来てしまったのなら、

落語なんて辞めてやる!という気持ちで希美は落研を辞めることになったんだと思います。

 

壁に向かい合うと練習したり、わざわざ花鈴と遥に落語を聞かせてあげるくらいなので、

落語が大好きでしかたないのでしょう。

 

リサと希美が一緒に並んで頑張れるようになったら、

放送部にも入れて、落語も続ける展開になるんじゃないでしょうか。

 

そして最後に、最後にアップで写った池田先生。

おそらく先生は元凄腕の放送部で、今後放送部の顧問になるのではないかとなんとなく思いました。

 

 

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