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『サツリクルート』ネタバレと感想・1話からセイヤとの決着まで

公開日: : 最終更新日:2017/04/06 オススメ漫画

作品紹介

いずみちゃんがひたすらに可愛い・・・。

最新話は63話で今回紹介する序章は33話までのものです。

この記事は12000字くらいあるので、読むのに結構時間が掛かるかと思われますが、内容をおさらいしたいかたにはかなり為になると思います。(自分で言います。)

マンガワンにて毎週火曜日に更新されています。

前代未聞の就活×デスゲームといった内容で、不合格になれば死が待っている。

いずみも可愛いですが、とにかくカズヤがカッコイイ。セイヤもカッコイイ。

カリスマという言葉がこれほどまでに似あうキャラを僕は知らないくらいにカリスマです!!

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ネタバレ

主人公の蓼丸カズヤは、蓼丸財閥の次期CEOだった。

突如日本を襲った大恐慌「スコーチド」により、国家は力を失ったが、その不況にも負けずに力を蓄え続ける事に成功した企業が4大財閥である。

その内の1つが蓼丸財閥であり、カズヤはその次期CEOというだけあって、学生ながらもかなりの権力を有していた。

そんなカズヤは、企業説明会にて、助けたつもりはないが、結果として1人の女子生徒を助ける。

彼女は説明会後、お礼を兼ねてカズヤに「あなたの未来を知っている」と話しかける。その未来とは、カズヤがこの先今の地位を失って路頭に迷うことになるという事だった。

カズヤはまったくその話を信じていなかったが、その後放送されたニュースにてカズヤの父親・現蓼丸財閥のCEOが更迭されたことを知り、女子生徒が言っていたことが現実となった。

その女子生徒は再びカズヤの前に現れて自分が悪魔(アガリ)であることを明かし、カズヤに能力を与える代わりに就活を1から始めないと行けないと告げた。

 

カズヤは就活なんてする必要がないと、自ら起業しようとするが、どこの企業も融資してくれないでいた。目の上のコブであった蓼丸財閥が力を失い、それに再び力を与えようとすることを誰も望んでいなかったからである。

さらに、カズヤを慕っていたはずの同期の人間たちは、単純に就活に利用するためだけにカズヤを囲んでいたという事をカズヤは知った。

「利用されるのだけは絶対に許さない」、カズヤはアガリと契約することを選び、就活をすることを決めた。

目的はただ1つ。支配者に舞い戻る事。

「俺は支配者に舞い戻ってやる!!」

 

「序列試験制度」というものが存在する。財閥はそれぞれ系列会社を所有しており、それらには序列という順位付けがあった。同一財閥の下位順位の内定が無ければ、上位企業へのエントリーが出来ないという、要は財閥がよち優秀な就活生を手に入れるための囲い込み制度である。

資産のほとんどを凍結させられたカズヤはボロアパートで生活することになる。

そして、アガリとの契約をする前にまずは1つ内定を自分の力だけで取ると自信満々に告げた。カズヤはもともと採用する側の人間であったため、採用されるような人材を演じる事は可能だと豪語し、金箱財閥系列123位の企業を受けたが、今までの生活のレベルの違い、常識の違いによって落ちてしまった。

啖呵を切って落ちたにも関わらず、カズヤは意にも解せず、ただアガリに能力をよこせと命令した。

得た能力は「消去」で直前の発言を無かったことに出来る。人の心を見透かす能力や未来を読む力などを期待していたカズヤは酷く落胆するが、能力を聞いた時点で契約は成立。

次に採用試験に落ちたら死んでしまうようになってしまった・・・。

 

採用試験に落ちたカズヤはアガリと反省会の様なものを開き、修正点について話していた。すると、その話声がうるさいからと隣の部屋から現れた男が角倉。今後微妙に頼れる?キャラになる男だ。

カズヤは早速「消去」を角倉に試し、どのように就活に応用するか策を練る。そして、一般庶民がどのような自己PRをしているのか気になったカズヤは角倉に聞いた。すると、角倉の推しは適応力であり、畳を食べて命を繋いだというものであった。

そのPRを聞いたカズヤは自分には無理だと考えるが、その後角倉の言った「虚を突かれた奴の反応はホント分かりやすいなぁ・・・」という言葉に、内定の山を築く起死回生の策を見つけた。

 

数日後、カズヤは金箱財閥系列98位の企業を受ける。

食によって大成した蓼丸財閥の一族として、食の好みさえ分かればその人の人となりまで当てる事が出来ると言うカズヤ。

カズヤは「消去」を使って、採用担当者に「ゆで卵が好きなのに、エビフライと虚事を言う、用心深い方だ」と告げ、その能力こそが蓼丸家が支配者に君臨できた秘密だという事を知らしめた。

 

カズヤの能力はその企業では正直そこまで必要とされていなかったが通過することが出来た。

その理由は、序列試験制度の本質をカズヤが見抜いていたからである。財閥に貢献できそうな能力さえ示せば下位の企業試験は通過できる。その手間を惜しんで財閥に貢献できず、財閥から役立たずの烙印を押される事が下位企業には恐ろしいという事だ。

一方別の場所、ファミレスにて木村という少女みたいな可愛さの少年が自分を虐めていた男に仕返しをしていた。

木村にも悪魔がついており、彼もカズヤと同じ何かしらの能力者である。

 

カズヤはその後、内定を2,3社「消去」を駆使して勝ち取っていた。

ある時、角倉が部屋に訪れ、次に受ける企業の面接方式について聞いた。

面接はニコイチ面接という、全てを隣の就活生と比べられて優劣をつけられ、そして片方が受かって片方が落ちる面接というモノだった。

 

ニコイチ面接が始まった。面接を一緒に受ける相手は木村厳龍斎。

木村はマモンという別の悪魔と契約しており、「過剰反応」という良いことも悪いことも倍増させるという能力を得ている。

面接中の攻防において、カズヤと木村は互いに能力者だと悟り、命懸けの面接が繰り広げられる。

しかしながら、カズヤの方が能力抜きに考えて優秀であり、カズヤは木村がしっかりと用意された回答しか喋ることが出来ない、機転の利いた嘘が得意なタイプではないと見抜いた。

カズヤは「消去」を使い、木村の言葉を奪った。木村は不測の事態に対応できず、自分が用意してきた回答、カズヤが既に答えた回答を繰り返し言ってしまい、面接官たちから「過剰反応」の効果も相まって誹謗中傷される。

 

木村には大企業からの内定を必ず勝ち取る必要があった。それは母が亡くなり、父が倒れ、残った家族を自分で支えるためだった。そんな時にマモンが現れ、能力を与えてくれて救ってくれたわけだが、カズヤとの勝負に負けそうになると、マモンは直ぐに木村を捨てた。

木村はもう諦めてしまうが、カズヤはそうはいかなかった。

マモンの様子を見て、悪魔たちは人間たちを利用して楽しみたいだけ。アガリもカズヤを利用しているのだと。利用されるのが大嫌いな性と、トップに登り詰める事が目的のカズヤはハナから相手を貶めて試験終了などあり得なかった。

カズヤは自分の話に木村を乗せ、悪魔の能力を利用し、それでいて悪魔のゲームには乗らず、最高評価を木村とカズヤは共に得て、一次試験を突破することが出来た。

マモンはそんなカズヤの態度を見て、「悪魔に喧嘩を売ったな」と怒りに震えた。

マモンはその後他の悪魔たちを呼び出し、好きなだけ能力者を就活に送り込んでカズヤを殺すことを目論む。

 

その後、木村は命を救ってくれたカズヤを慕うようになる。そして、角倉は木村が女性だと勘違いし、好意を寄せるようになった。

そんな感じで3人は同じ企業の試験を受けに行くことになった。内容はグループディスカッションで、友達はどうやってつくるか?というのが議題となる。

カズヤと角倉は同じ班、木村だけ別の班となった。

カズヤは木村に、能力者同士ならば能力を感知することが出来ること、そして能力者にも能力を掛ける事が出来る事を伝え、死ぬなよと告げた。

 

GDは進行、タイムキーパー、書記、発表者などの役割をそれぞれが担う。

企業からしたGDの目的は面接に値しない生徒の排除であり、最低限の能力さえ示すことが出来れば通過は難しい話ではない。

カズヤは進行役、角倉はアイディアマン、そして今回の敵キャラとなる棗はじめはタイムキーパーを担うことになった。

棗は自分の意見を言いたいだけ言ったあげく、時計は壊れていたといってGDの時間が残り1分になるまで棗がずっと喋りっぱなしであった。意見のまとまっていないカズヤたちの班は棗の意見をそのまま言わざるを得ない状況に陥ってしまう。

そんな棗だけが手柄を得られるという状況で皆が焦る中、カズヤだけはそもそも友達というものが分からず、未だに議題を理解できずにいた。

 

残り時間1分となって、皆がなんとか意見をまとめようとするも、棗はこの期に及んで妨害してくる。カズヤは棗の発言を「消去」し、GDを円滑に進行させ、プラス評価を得る。

なんとかカズヤの班は意見をまとめ、発表者が壇上に上がったが、ここに来て棗が能力を使った。それはシトリーという悪魔から貰った「立場交換」というもので、自分と相手の立場を入れ替える事が出来る。

また、位置だけでなく、評価をも交換することが出来、カズヤが議論を邪魔した人間だという事になってしまっていた。

棗は発表者と立場を入れ替え、発表者に自分が鳴り、意見がまとまらなかったのは進行役であるカズヤの進行が悪かったからであると言い放った。

棗の目的はカズヤと同じ班になり、一発逆転のかかった発表部分でグループごと落とし、自分は別のグループの優秀な人間と入れ替わり、試験を突破するというモノ。

 

棗は壇上でとにかく、企業に対する侮辱を言い放った。

カズヤはなんどか「消去」をするも、棗は気にしていなかった。

なぜなら、棗はカズヤが「消去」出来る回数の限界を知っているからであった。

しかしながら、カズヤの「消去」の目的は発言を消すことではなく、棗の体内時間をずらし、3分という発表時間を勘違いさせることだった。

棗はカズヤの策にハマり、発表時間が残り30秒あると思っていたが、気づいたら3分経っており、発表が終わる寸前でカズヤと入れ替わることが出来なくなってしまった。

暴言を吐くだけ吐いた棗は不合格をその場で言い渡されたが、その立場をカズヤと交換すればいいと能力を発動させようとしたが、発動することはなかった。

なぜなら、能力は不合格になった瞬間に能力は取り上げられてしまい、タイムアップによって不合格を言い渡された棗は能力が無くなってしまったのだ。

これもカズヤによる策で、「俺の命を利用してゲームを楽しむ奴に慈悲などあるか」といって、棗はあっさりと捨てた。

 

カズヤの班は結局、角倉が発表者としてやり直し、試験が突破できるかについては後日になった。

一方その後、棗は屋上から飛び降りて死んだ。

それを見て「へぇ・・・あれが悪魔の契約者の末路ってわけだ・・・」と呟く男が1人。

彼は蓼丸セイヤ。カズヤの兄であり、フルーレティという悪魔と契約している男だった。

 

その後、カズヤはイヌザらスという乾財閥系列17位の企業のインターンに参加する。

イヌザらスは乾財閥から気に入られていて、もし内定を取ることが出来たら系列1位の試験資格が手に入る。そして、インターンでは内定が出るとまではいかないが、1枠だけ社長の最終面接までの試験が免除されるらしい。

もし、そのインターン枠を「消去」1回だけで得る事が出来ればアガリはカズヤに「消去」の使用回数を無制限にすると言った。

「気が向いたらな」とカズヤはインターンに参加するのだが、その会場には花見月哲夫と小川いずみという明らかにカズヤに敵意を向けている参加者が居た。

そして、気になるインターンの内容だが、それは子供たちと実際に触れあって、子供に需要のあるオモチャを考えることだった。

カズヤは試験が始まる直前に試験官に「子ども達から最も人気のあるオモチャを聞き出す技能を問われる試験ですね?」と聞いた。これが後の布石となる。

 

インターンが始まると、小川いずみという女性がカズヤに話しかけてきた。

そしていきなり能力を見せつける。「三点魅惑」一定時間内に3つの条件を満たすことで相手を自分に惚れさせることが出来る。1、会話の中で相手を笑顔にすること。2、相手の口から好きという言葉を発せさせること。3、1つ質問に答えさせること。

いずみはまず子供を笑わせようとするが、まったく面白くも無いダジャレを言って、子供に逃げられてしまう。

そしてもう1人の哲夫もカズヤの元へやってきた。能力は「4選択一」で聞いた質問をした時に1人に付き1度だけ正解を含む4つの選択肢が表示されるというもの。

しかし、その4つの選択肢は他の能力者にも見えるようになっており、カズヤにもがっつりと見られてしまう。

笑わせる事が出来ないいずみと、能力の弱点に気づいていないどこか抜けた哲夫達に能力を与えたムルムルとフルフルは完全に人選ミスをしたとアガリに呆れられてしまう。

 

カズヤはその能力者2人と距離を取り、1人で立っている女の子に話しかける。

心を開かせるためには心を開くことだと、兄弟について聞かれたカズヤはセイヤについて「アイツは俺を殺したいほど憎んでいる」と子供が怖がるような話をしてしまう。

それでも、そのセイヤと仲直りしかいという思いが女の子に伝わったのか、女の子はこのインターンにおいての「答え」らしきものを教えてくれた。

 

発表の時間がやって来て、他の参加者たちがあまりパッとしない意見を言う中、哲夫は能力を駆使して子供が欲しいもののリストを統計化して発表し、他の参加者とは一線を引いた発表をした。

しかし、カズヤは能力を使ってそんなものかと不敵に笑って発表する。

カズヤは確かに哲夫の統計によるとミニカーが1位だったが、そこに大きな差はなく、趣味の細分化が進んでいることを説いた。それは女の子が欲しいものはみんなバラバラだよということを教えてくれたからこそたどり着いた結論でもある。

カズヤは「造れるフィギュア」、家でいつでも欲しいおもちゃが作れる簡易版3Dプリンターのような商品を提案し、子供たちからの票を圧倒的に集めた。

哲夫はカズヤの意見は試験にそぐわないと試験官に対して言うが、試験官に「なぜ、みんな統計ばかりやっているのか」と聞き返された。

これはカズヤが試験の前に「子ども達から最も人気のあるオモチャを聞き出す技能を問われる試験ですね?」と聞き、違いますと答えた試験官の言葉を「消去」したため、カズヤ以外の参加者皆がルールを勘違いしてしまっていたのだった。

最終試験へのたった1枠の奪い合いにおいて、最善手は自分以外の全員を捻りつぶすことと考えたカズヤの奇策だった。

 

1枠をほぼ確実に勝ち取ったカズヤがさも当然だというような顔で席に戻るとき、いずみに話しかけられる。その質問に答えた時、カズヤに異変が起きた。胸が高まって仕方がないのだ。

いずみはカズヤに向けて告げる。

「試合はあなたの勝ち。でも・・・勝負はセイヤさんの勝ち」

 

カズヤはいずみの能力に気が付いたら掛かっており、いずみに惚れてしまっていた。

そして、インターンと言えど推薦を断ってしまったらその時点で不合格が確定してしまうために最終試験という逃げ場のない戦場へと追い込まれてしまっていた。

蓼丸セイヤはカズヤとは違い、確実に財閥支配者の血を受け継いでいた。カズヤはRHマイナスという珍しい血液を持っており、その血液パック替わりとして蓼丸財閥に迎え入れられてセイヤの弟になっていた過去があった。

しかし、セイヤはとある理由で蓼丸を名乗ることが出来ず、嶋セイヤと名乗っていた。

いずみは蓼丸財閥に恨みを抱いており、セイヤはそのいずみを利用してカズヤを最終試験へとおびき寄せたのだった。

 

カズヤはいずみに惚れてしまっていることによって、いずみの前ではウソがつけない様になってしまっている。もしも試験会場ではち会う事があれば自分の丸裸をさらすことになり、不合格という未来が待っていることに危機を感じていた。

その時、カズヤと木村と角倉は、木村と角倉もイヌザらスを受けると言うのでそのためにシロバナサクラというデパートに来ていたが、途中で角倉だけどこかに行ってしまっていた。

角倉は就活サイトで出会った男と会うために待ち合わせ場所へと赴いたが、そこで待ち合わせた人物が嶋セイヤだった。

セイヤはカズヤの兄弟であると角倉に告げた後、コインを角倉に渡して去って行った。

そして、セイヤが外に出てちょっとしたアクションを起こすと、角倉が居た場所は大きな爆発に見舞われた。

 

シロバナサクラ爆破事件としてこの1件は大きく報道され、他にも同様の事件が蓼丸財閥の施設を中心に以前から多発していたようだが、爆発物などの証拠が一切発見されていなかった。

それから2週間後、イヌザらスの最終試験会場の前にカズヤと木村、そして角倉の3人は居た。角倉は爆発事故に巻き込まれず無事だったようだが、以前行われたGDの後の最終面接で落ちてしまい、イヌザらスに挑む権利は得られずにいた。

角倉は泣きながらイヌザらスの商品である「イヌザらスBOM」というおもちゃを持って、爆発に巻き込まれたインパクトの強いアピール内容を考えたにも関わらず、試験を受ける権利すら与えられなかったことを嘆いた。

角倉は2人に朗報を待ってるといってどこかへ歩いて行った。

 

角倉のいなくなった所に、哲夫といずみ、そしてセイヤが現れた。セイヤはカズヤとの再会に、「支配者に相応しいのは一体どちらか」と決着をつけようと言って去って行った。

イヌザらスの最終試験は個人面接であり、セイヤの「爆発」もいずみの「ウソをつかせない」能力も、哲夫の「質問を4択にする」という能力も関与できないものだった。

カズヤを不合格にして、自身は合格するということは難しいとカズヤは考えていた。

そして、イヌザらスの社長室?に場所は変わり、そこには乾財閥の3女である乾秋華が訪れていた。

 

木村は社長面接が行われるまでの間、カズヤの傍にいて、いずみとセイヤがカズヤに不利益な質問をしてこない様に守っていた。カズヤはどういった方法でセイヤ達が内定を取ろうとしているか予測できなかったが、一切気を抜かないようにしていた。

カズヤが呼ばれ社長室に入る。そして、面接の最中にそれは起こった。

社長室の花瓶に置かれていたコインが突如爆発したのだった。

その爆発音に気が付き、待機室で監督していた女性が外の様子を見に行ってくると外に出た。

そして、その女性が外に出て、コインが仕掛けられている場所にくると、またもや爆発が起きた。

女性は爆発によってビルから落ちそうになる。そこをセイヤが手を差し伸べて助けた。

セイヤは面接とはまったく別の方向から高評価を作り出そうとしていたのだ。

自作自演の、救出劇によって・・・。

 

セイヤは女性から哲夫の能力を使って、財閥の人間である乾秋華の場所を聞き出した。

一方、外で爆発をみた角倉は危険を顧みずにビルの中へと走り出していた。

 

カズヤは爆発に巻き込まれはしたが無事だった。

社長も足を怪我していたが、命に別状はなかった。

カズヤはすぐにセイヤが自分がこの事態を収める英雄に成る事が目的であると分かった。

カズヤは社長に肩を貸して、どこに向かうべきか考えていると、そこにいずみが現れた。

いずみは今の状況を社長に説明した。カズヤは信じられないからと言葉を発しようとするがそれは叶わなかった。

「3点魅惑」の正確な効果は3つの条件をクリアすることで3つの枷を与える事であり、惚れた相手には嘘をつけない、相手を悪く言えない、そしてもう一つあるらしい。

いずみはカズヤに「社長の命なんかより・・・自分の命の方が大切かしら?」と聞いた。

すると、能力によってウソが着けないカズヤは社長の前で「当然!!こんなデブとオレの命が釣り合うモノか」と言ってしまった。

 

一方セイヤは救出した女性を連れて乾秋華のいる応接室前にいた。乾秋華はセイヤが対応するからと言って、女性にコインをお守りとして持たせ、哲夫に女性の事は任せた。

応接室に入ると、乾秋華にセイヤはモノを投げられ侮辱され、平手打ちをも食らうが、セイヤは笑っていた。その理由は、乾は4つの財閥の中で最も支配層としての器がなく、緩いと考えているからだった。

 

そして、カズヤの方は何とか「消去」をして、社長に対する侮辱を無かったことにした。

しかしながら、いずみによる社長への不信感を募らせるような発言を引き出そうとしてくる質問によってカズヤは苦しめられる。

爆弾犯であるという決定的な証拠はいらないが、就活は心証勝負であり、決定的な証拠など不要なのだ。そして、疑いを持たれた時点でカズヤは終わってしまい、死んでしまえば爆破事件の罪を着ることになるのはカズヤになってしまう。それが本当のセイヤの狙いだった。

セイヤはカズヤによって失われた権利を取り戻そうとしていた。カズヤはその為の駒としてただ利用されている・・・。

「上等だ!!この俺が利用されて終わるだけの傀儡だと思うなよ。教えてやる・・・!この俺はあくまで利用する側の人間だと・・・。」

カズヤは社長の首根っこを掴み言い放つ。

「俺は自分の命が大切だ。だから・・・評価者はいらん。コイツは殺す。」

 

カズヤは社長の命を引き合いにして、セイヤが仕掛けたコインの位置を教えろと言う。

いずみは、セイヤがコインを仕掛けた場所は社長がギリギリ巻き込まれる場所であり、社長が死ぬことは望んでいないと考える。

ウソをつくことが出来ないという能力によってカズヤの殺意は本物であることが分かったいずみは爆弾の位置を教えることにした。

 

一方、木村の残された会場では学生たちがもうパニックになる寸前だった。

そこに角倉が現れ、角倉が登ってきたルートなら安全に降りられるかもという希望が湧いた。

木村は皆に「過剰反応」を使い、一致団結して外に出ようとしたところで、天井と地面が崩れて、角倉が下に落ちそうになった。

角倉は「大丈夫だ。厳龍斎ちゃんみえーな女の子にかっこ悪ぃとこみせらんねーしな」とカッコつけるが、木村に「僕、男ですよ」そう言われて、過剰反応によって倍増されたショックでそのまま落ちてしまった。

 

だが、なんとか角倉は一階したの階で踏みとどまっており無事だった。

カズヤと木村は電話で話す。その際にカズヤは木村が能力を使った事に気が付いていなかった。

つまりは、遠くに離れていれば能力の発動には気がつかないということの証明になった。

いずみはカズヤが何を企んでいて、どうやって社長へ今まで吐いた暴言を消すのか気になって見ていると、社長は既に気を失っていることに気が付いた。

いずみはカズヤには叶わないことをさとり、セイヤに無線で「失敗したのでコインは捨てません」そう告げた。

その後、爆発した。

 

セイヤは契約違反である、不合格以外で他の能力者を殺した。

その事によって悪魔に対する宣戦布告をしてしまった。

しかし、セイヤは全く気にしていない。

既に悪魔を怒らせているカズヤと同じ土台に立ち、どんなものにも打ち勝ち、支配者に舞い戻る。それこそがセイヤがカズヤより優れた存在であると言う何よりの証明になる。

セイヤが爆破を繰り返し、人を殺めて恐怖を生み出すほどにセイヤの評価は上がっていく。

殺戮こそがセイヤの就活なのだ。

 

ここでカズヤとセイヤの因縁について説明しておく。

カズヤとセイヤは後継者を決めるための試験で同じ点を取るように協力しようとしていた。

理由は点数の低かったモノは財閥から追放されるからである。

だが、カズヤは裏切ってセイヤよりも高い点を取って、セイヤは追放された。

だからセイヤはカズヤを恨んでいるのであった。

 

そして、話は戻り、いずみの持っていたコインが爆発したところ。

いずみの父親は小さなおもちゃ工場で働いていたが、蓼丸財閥に買収され、結局ややあって、父親は首をつって死んでしまったのだった。それからいずみは蓼丸財閥を恨んでいて、その前に嶋セイヤが現れ、蓼丸財閥を恨んでいるという事で下についていたのだ。だが、気が付けばセイヤの言葉に乗って、オモチャ屋さんを爆破してしまっていた。

そんな走馬燈がよぎっていた訳だが、カズヤは間一髪でコインを奪って遠くに投げ、いずみの命を救った。正確にはいずみのもっているセイヤとの無線の為にだが。

 

カズヤはセイヤの能力の弱点に気が付いていた。

それは仕掛けた爆弾の位置をはっきり把握しきれていない事。以前角倉に持たせた爆弾、角倉はその貰ったコインを落としてしまい、その時に爆発させたため角倉は生きていたのだ。

そして、カズヤはセイヤがたどり着くであろう通り道に爆弾の様なものを置いていた。これはカズヤが木村と電話している時に、仕掛けさせたもので、角倉が持っていた爆弾に似たオモチャだった。

このおもちゃを置いた理由は乾秋華を安全な位置に居させて、ニセモノだと分かっているセイヤにだけ爆弾の方に向かわせる。要は2人に距離を取らせるためだった。

セイヤは乾秋華に「少し下がって・・・隠れていてくれますか?」と言ってオモチャの方へ歩く。

爆弾の横には500円玉が置かれていた。

これはセイヤが爆弾の位置を把握できていないのならば、コインを移動させているぞからむやみに爆破できないぞというカズヤの意思表示でった。

そして、カズヤが乾秋華を非難させることが遅れてしまえば、木村と角倉が安全ルートを救助隊に伝え、手柄を横取りするというカズヤの狙いもあった。

 

しかしながらセイヤはこんなこともあろうかと、起爆するのは他では手に入らない海外製のコレクション硬貨を使っており、すぐに偽物だと分かった。

だが、本当にコインをずらしているという可能性も捨てきれないために、セイヤは念には念を入れて哲夫に無線を送る。

セイヤが最初に救助した女性を救助隊に引き渡して、持たせたコインを爆発させようというものだ。その起爆の指示をセイヤは哲夫に伝える。

その時、セイヤは声を掛けられた。

 

「き・・・貴様、さっきから何を言っておるのじゃ・・・?」

引き離したはずの乾秋華が後ろにぴったりとくっついていたのだ。

状況が理解できないセイヤだったが、カズヤは不敵に笑いながら告げる。

それはさっきセイヤが乾秋華に言った言葉を「消去」していたということだ。

乾秋華と離れた時にセイヤは起爆の指示を哲夫に送ることを予測していたカズヤは「消去」を使う事でセイヤの指示を乾秋華に聞かせたのだった。

能力は遠くにいれば使った事に気づかれない、木村との電話の時に学んだことを利用したのだ。

 

呆然とするセイヤの所に救助隊が現れる。

カズヤは既に爆弾の位置を把握しており、安全ルートを辿って救助隊を向かわせていたのだ。

電話越しにカズヤはセイヤに言う。

セイヤの支配者とは何かという答えが「自分でルールを作れるモノ」にたいし、カズヤは「支配者を名乗るなら責任は自分で買え」というモノだった。

 

事件は解決した。そして立ち尽くすセイヤの元にカズヤが現れる。

過去、セイヤはカズヤに裏切りにあった。

しかし、カズヤの口から真実が語られる。

あの日同じ点を取らなかったのはセイヤの母親に頼まれての事だった。

蓼丸の名を背負う事がいかに苦痛か、自分の息子をそんな世界に追いやりたくない、だから人としては最低なお願いだが、セイヤの母親は若き日のカズヤにセイヤの代わりに蓼丸の名を背負う豪を背負ってもらったのだ。

セイヤは嘘だといって信じなかったが、カズヤの後ろにはいずみがいた。

ウソは着けない。それによってセイヤはその話が真実であることを認めざるを得なかった。

カズヤはセイヤに向けて言う。

 

「俺が誰かに利用されることを選んだのは・・・アレが最後だ。俺は・・・あの日決めた。」

「財閥のトップの座が苦痛に満ちた世界だと言うのなら・・・」

「俺がそれを変えると!!」

「俺は支配者に舞い戻る」

「その時、傍にいるのが・・・お前だったらと思っていたよ・・・」

「兄弟であるお前なら、と・・・・」

 

燃え上がる炎は、ほどなくして鎮火された。

こうしてイヌザらス本社ビルの爆発事件は週末を迎えた。

 

後日、カズヤはボロアパートに居た。

部屋の中には角倉、木村、そして、いずみの姿があった。

いずみはセイヤに対して興味を持ち、隣に引っ越してくると言う。

イヌザらス採用試験は一時停止が決定した。

 

アガリによると、採用試験が再び動き出せば社長救出の功績でカズヤは内定。

でも、セイヤは乾秋華に不信感を抱かれてしまったため、不合格になることは明確。

死と隣り合わせでセイヤは今生きているとのことだ。

 

アガリはそう言った後、あの状況からカズヤが勝ったこと、財閥トップに立つための想いも考慮して、真実を話し始める。

それはアガリ達悪魔には明確な敵がいる事。就活を舞台にしたゲームは、奴らに対抗できる「トロイ」を剪定する事が目的。そのトロイとしてカズヤを認めたということ。

アガリはカズヤとの契約を対等にし、「消去」の力を引き上げる。奴らに世界を支配されない様にアガリはカズヤと手を組みたいと言った。

 

そのころ、ニュースでは、蓼丸財閥が天雲財閥の傘下に入る事が放送されていた。

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感想・考察

読み返してみると、能力について忘れていることも多少ありました。

今回この記事を書くために課金したのですが・・・最高。

一気に読めるって気持ちいいですね。

 

さて、既に最新話は63話を迎えており、最終回も近いのかな・・・?という状況なので考察は必要ないですが、感想だけ述べます。

セイヤさんとカズヤさんカッコイイ。超うすっぺらいです。

いずみちゃんと木村たん、どっちにしようか迷う。超うすっぺらいです。

ただ、伏線が割と直ぐに回収されるので、すごい記事として書きやすかったです。

今読み返してみて、こんな感じで読めば次の展開も予測できそうだなぁとおもったので、今後話が更新されるたびに注意しながら読んでいこうと思いました。

続きを読んでいるから分かるのですが、この序章?以降にセイヤさんが出てきた時のスッキリと晴れ晴れとした表情が、読み返してみると読者としての受け取り方が全然違います!

タイトルが『サツリクルート』ですが、このタイトルはセイヤさんのためにあったものなのかなぁと読み返してみると思いますよね。

 

そして、最近だとカズヤさんは就活無双していますが、以前は意外とギリギリの戦いしていたんやなぁって読んだことあるはずなのにふと思いました。

序章での経験や苦労、挫折?があったからこそ今最強のカズヤさんがいるんでしょうね。

今、「オールチェンジ」って言った直後のシーンがまだ描かれていないので、そのシーンが気になって仕方がないです!!

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