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『血と灰の女王』第8話ネタバレと感想

公開日: : 最終更新日:2017/04/14 オススメ漫画

前回までのあらすじ

京介の兄は雷を操る能力を有していた。

喧嘩は素人の善は終始戦闘を優位に進められたが、不意を着くことに成功し形成は逆転した。

しかし、善は戦闘の最中、自分のヴァンパイアの姿を見せられる。

化け物。もう人間ではない姿に善はショックを受け、京介の兄はその隙を見逃さなかった。

京介の兄は善を一方的に攻撃し、夢も目標もない、そんな命に価値はないと告げた。

その言葉を聞いた善は10歳の頃、命の大切さを教えてくれた少女を思い出した。

命の大切さを知っている善は、命を軽く見ている京介の兄を倒すために立ちあがった・・・。

『血と灰の女王』第7話の全容と感想はこちら。

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全容

 

「何だよ・・・お前?」

「さっきまでは死にたくねぇって怯え切った面だったクセに・・・今は・・・」

 

「これからお前を殺しますってツラだ」

 

8.1

(血と灰の女王8話)

 

迷いがなくなった善は目を見開き、京介の兄を睨みつけていた。

 

「たまんねぇな!!これだけは飽きねえよ!!!」

戦いを楽しむ京介の兄は、より一層楽しそうに笑う。

 

「心臓を潰されて、生きてられるヴァンパイアはいねえ!!」

「他はダメだ!!治っちまうからな!!」

 

心臓を指さし、狙って来いよと善に告げる京介の兄。

善は拳を強く握りしめた。

 

「よく狙えよ?」

「これが!!お前のラストチャンスなんだからなぁ!!」

 

8.2

(血と灰の女王8話)

 

2人は一斉に動き出した。

コンクリートの地面にひびが入るほどの力を込めて、2人は拳を放った。

 

ドン

 

拳と拳がぶつかり、均衡する。

 

「オレと・・・力で互角!!?」

 

「・・・けどなぁ!力・・・!!だけじゃよお・・・!!」

そう言った京介の兄は、拳に雷を宿らせる。

 

8.3

(血と灰の女王8話)

 

バアンという大きな音と共に善の右腕は破裂した。

先に左腕を切り落とされた善にはもう殴ることは出来ない。

 

勝負は決したように思われ、京介の兄も俺の勝ちだと雄たけびを上げた。

 

・・・負けたくない!!

絶対に負けたくない・・・!!こんな奴に・・・!!

だから・・・殴る!!

 

善はまだ諦めていなかった。

先に切り落とされ、遠くに転がっている自分の左腕に呼びかける。

 

「来い・・・」

 

切り落とされた腕から羽が生える。

 

「来い!!!」

 

8.4

(血と灰の女王8話)

 

善の叫びに応え、左腕の切断部からしっかりとした2本の羽が生え、飛翔した。

腕は京介の兄の横を過ぎ去り、もと有った場所へと戻る。腕は一瞬で繋がった。

 

「一瞬で・・・治しやがった!?」

「電撃は・・・ダメだな充電が間に合わねえ」

 

腕が一瞬で治った事に驚き、次の攻撃について考える京介の兄。

しかし、電撃をもう一度拳に宿すには時間が足りない。善の腕の治りが早すぎたのだ。

 

「・・・まあ、かわせる」

「そんな見え見えのパンチなら・・・」

 

善は左腕を大きく、後ろへ引き、いかにも殴りますよという見え見えの体制だった。

京介の兄は左足に力を入れ、躱す用意をした。

 

「おい・・・」

 

躱す用意をした京介の兄に善が口を開いた。

 

「逃げるなよ」

 

8.5

(血と灰の女王8話)

 

「お前、殺し合いが好きなんだろ?」

 

空気がビリビリと震える。

京介の兄はハッ!と笑い、挑発に乗った。

 

「言うじゃねえかよ!!!」

 

ガッ

 

2人の拳は再び交わった。

小細工なしの、純粋な力のぶつかり合い。

 

「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

 

8.6

(血と灰の女王8話)

 

バギッ

 

京介の拳が割れた。

そして、そのまま善の拳は京介の兄の腕を吹き飛ばし、心臓を捉えた。

 

8.7

(血と灰の女王8話)

 

メキメキ・・・と嫌な音が鳴る。

 

ビシィ

 

心臓を壊す直前で、善の腕は何かに拘束された。

京介の兄はその場に倒れ込み、後ろからはドミノが現れた。

 

「ハイ、そこまで」

「変身は問題なく出来るようだし、理性も保ってるみたいね」

「まさか、勝っちゃうとは思わなかったけど」

 

「合格よ、善」

「私の下僕にふさわしいわ」

 

ドミノはそう言いながら善の方へと歩いてくる。

 

「つーか。問題はアンタよ京児!!」

「こんなビギナーに何負けてんのよ!!」

 

ドミノはネジを京介の兄に向けて飛ばしながらこずいた。

どうやら京介の兄・京児とドミノは知り合いの様だ。

 

「そりゃねぇよボス~」

「大変だったんだよオレ」

と京児はおちゃらけながら答えた。

 

ドオン

 

突如、大きな音がする。

善が地面を殴りつけたのだ。

 

「どういう事だ・・・!!?」と善はドミノを睨みつけた。

 

「アンタまだ分かんないの?この闘いはテストだったの」

「覚悟なんて口じゃなんとでも言えるの。試させてもらったわ」

 

どうやらドミノは京児を使って、善を試したらしい。

 

「・・・殺されるかと思った・・・!僕だって本気で・・・!!」

怯える様に弱弱しい声を出す善。

 

「当たり前でしょ!!本気でやらなくていい闘いなんて1つもないわ!!」

「私達は命の取り合い!殺し合いをしてんの!!」

「私の下につく以上、常に全力疾走よ!!!」

 

8.8

(血と灰の女王8話)

 

ドミノはそう善に告げた。

そして、君の下についたつもりはないと言う善を無視して続ける。

 

「けどねっ!私は優しいご主人様よ」

「ハイ、ごほうび。アーンして」

 

ドミノは例の心臓のようなものを善に差し出した。

 

「これは遺灰物(クレメイン)って言ってね・・・」

「食べれば強くなれるの。傷の治りもはやくなるわ」

 

「これでこれからも私の為に・・・」と説明をしている途中で善は落ちてしまった。

話は最後まで聞きなさいよねとドミノは気を失った善の口にクレメインを無理やり押し込んだ。

 

「ハイ、アンタも」とドミノは京児にもクレメインを渡す。

 

「サンキューボス。随分とソイツのこと・・・気に入ってんのな」と京児の兄は

クレメインを飲み込みながら言った。

 

「まあね。バカな犬ほど可愛いもんよ」とドミノは答えた。

すげーの拾ってきたなぁと感心する京児。

 

「何謙遜してんのよ。実力ならアンタのが数枚上手でしょうが」

「このバカの最後の一撃だって、アンタなら簡単に躱せたでしょ?」

 

京児はドミノが想定していたものとは違う回答を返す。

 

「かわさなかったんじゃなくて・・・かわせなかったんだよ・・・」

「足・・・動かなかった。今まで経験ねぇけど、ビビっちまったって・・・ことなんだろうなぁ・・・」

 

「気持ちで・・・負けたから・・・」

「オレの・・・完敗・・・」

 

8.9

(血と灰の女王8話)

 

そう言って、京児も眠りに落ちた。

 

「ハァ・・・まったくだらしないわね、ウチの犬共は・・・」

ドミノがそう言って、長い1日は終わった。

 

翌日。

善は公園のベンチで目が覚めた。額には「犬2」と書かれてる。

どこだここ?と周りを見渡すと、京児を見つけた。

 

京児の頬には「犬1」と書かれており、エロ本を読んでいる。

 

善は京児に近づいていった。

2人は同時に「顔」と口を開いた。

 

ちょっとした雑談をして、京児は

「狩野京児だ・・・これからよろしく・・・」と手を差し出した。

 

「握手は・・・まだしたくないです」

善はそう言って、京児の手を取らなかった。

 

「僕は、まだアナタがどういう人なのか良く分からない」

「だから・・・アナタの話を聞かせてくれませんか?」

 

京児の兄はハハっと笑って答えた。

 

「お前、マジメな奴だな」

「いいぜ。隣、座れよ」

 

8.10

(血と灰の女王8話)

 

感想と考察

猫殺しの時、そして京児との闘いの序盤、善の力の源は怒りでした。

怒りのパワーで猫殺しは倒せましたが、京児の兄は倒せませんでした。

そして、今回。

力の源は怒りではなく、信念でした。

信念を手に入れた善の力は凄まじく、善の兄をビビらせてしまうほどでした。

少年漫画らしい、人の為に闘うと強くなる。格好いいですね。

ですが、この先、その信念がぶれる様なことがあるかもしれません。

例えば、善に命の大切さを教えてくれた少女。

彼女が死んだという描写は無く、まだ生きている可能性があります。

そして、ヴァンパイアになったからこそ生きていられた・・・。

そんな展開も十分に可能性としては無い訳ではなく、必要なものだと思います。

善の念がぶれそうになった時、本当の強さが試されますね。

 

あと、記事中の全容部分で唯一赤文字にした言葉。

「・・・殺されるかと思った・・・!僕だって本気で・・・!!」

漫画ではそこまで強調されていませんでしたが、この言葉の続きを書くと、

「僕だって本気で殺そうとしていた」になりますよね。

善は殺さないタイプかと思いきや、殺すこともありなのかもしれません。

まだ殺してはいないので分からないのですが、アツくなったら殺してしまう、

それは心の弱さの表れなのかもしれませんね。

 

さて、次回は京児さんのお話でしょうか。

なんていうか、多分この京児さんが仲間になる展開に震えた人も多いと思います。

表現は違いますが、NARUTOの再不斬編あたりと同じような感覚。

最近、英語版でNARUTOを見ているので、僕はそんな印象を受けました。

京児は仲間にはなりましたが、敵キャラの良い奴って本当に好きです。

ギャップ萌え・・・という訳ではなく、敵も敵なりの信念を持っていて、まっすぐなんですよね。

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